セラミックや保険の白い被せ物を作る時に色を決める必要があります。
これを「シェードテイキング」と言います。
いくつかの色見本を照らし合わせて色調を決めます。
シェードテイキングの際に日本で一番使われている色見本が
50年以上の歴史がある「VITAクラシカルガイド」です。16色の色調から選びます。
ひで歯科クリニックでもずっと使用しています。
しかし、実はこのクラシカルガイドだけではうまく色を表現するのが難しいこともあります。そのため技工士さんに何度も作り直しをお願いすることも・・・。さらに、クラシカルガイドは色を見る人の感覚に全て委ねられるので経験と感性が必要です。
今回、ひで歯科クリニックではシェードテイキングの精度をあげるため
に、二つのシェードテイキングの機材を追加しました。
一つは「リニアシェードガイド3Dマスター」
色相が基準のクラシカルガイドとは違い、明度を基準に選択していく3Dマスターでは29種類の色調から選択が可能になりました。しかも、システマティックに選択が可能なので経験によるバラツキが少ないのも特徴です。
もう一つは「ビタイージーシェードV」
デジタルトリートメントに力を入れているひで歯科クリニックにはうってつけのデジタル機器。色調自動測定器です。
歯面に当てるだけで正確に素早く測定します。
測定結果はクラシカルガイド表示と3Dマスター表示の両方で表示され一番近い色調を教えてくれます。
セレック用のブロックの種類も表示してくれる優れものです。
今後はシェードテイキングにもこだわっていきたいと思います。