セレックとはセラミックを材料に、コンピュータが詰め物・被せ物をその場で作成する、ドイツ製の歯科器材です。ひで歯科クリニックでは、「セラミック治療をもっと身近に取り入れたい」という思いから、2019年1月に最新のセレックを導入しました。
セレックを一般の歯科医院に導入している割合はまだまだ低く、全国でも4%程度と言われております。
セレックとはセラミックを材料に、コンピュータが詰め物・被せ物をその場で作成する、ドイツ製の歯科器材です。ひで歯科クリニックでは、「セラミック治療をもっと身近に取り入れたい」という思いから、2019年1月に最新のセレックを導入しました。
セレックを一般の歯科医院に導入している割合はまだまだ低く、全国でも4%程度と言われております。
従来のセラミック治療は、歯科技工所(外部)にて作成をしていただく必要がありましたので、材料費に加え人件費が発生しておりました。
しかしセレックを使用することで、「型取りからセラミック作成」をすべて院内で行えるようになりました。院内で作成が行えるようになった分、よりリーズナブルにセラミック治療を提供できます。
また当院では、セラミック治療費の分割払いも対応しております。
セレック導入前のセラミック治療では、型取りを行った後、歯科技工所にてセラミックを作成しておりました。この制作期間がおおよそ1週間~10日でしたので、初来院から装着まで最低でも2週間以上待たなければなりませんでした。
しかしセレックを導入したことで、最短で当日中に型取り~装着まで仕上げることが可能です。
※当日装着は別途オプションとなります。
※当日装着をご希望の方は、事前予約が必要となります。
まずはむし歯を削り、セラミックの詰め物・被せ物を装着出来る状態にします。
その後、3D光学カメラにて口腔内をスキャンします。スキャンから数秒後にはモニターに口腔内の3D画像が表示されます。
表示された3D画像を元に、セラミックの形や噛み合わせの調整を設計します。また噛み合わせや装着場所を考慮した上で、セラミックの素材も決定します。
この設計をしっかり行うことで、見た目も自然で機能性にも優れたセラミックが完成します。
設計した3D画像を元に、セレックのミリングマシン(削る機械)にてセラミックを作成します。コンピュータが設計通りにセラミックのブロックを削り、おおよそ20分~60分程度で装着するセラミックが完成します。(待合室でお待ちいただいている間に完成します。)
完成したセラミックを、実際に患者さんの口腔内に装着します。歯との隙間が生まれないように接着し、噛み合わせの確認を行います。
これらSTEP1~STEP4までを、当日中に仕上げることが可能です。
従来の型取りは、固まるまでお口に入れた状態で待たなければなりませんでした。この不快感や嘔吐反射などによって、型取りが苦手な患者さんも多くいらっしゃいます。
また印象材(型取りをするための素材)を歯から外す際に、肉眼では分からない単位での変形リスクもありました。そうなると、作成したセラミックを装着しても合わなくなってしまい、再型取りや隙間が生まれてしまうことでのむし歯リスクもあります。
セレックの3D光学カメラにて口腔内をスキャンすることで、患者さんの負担は大きく軽減されます。撮影自体は数十秒で行えますので、型取りのわずらわしさもありません。
また3D画像で精密に口腔内を再現しますので、セラミック装着時の精度がとても高くなります。
一口にセラミックといっても、多くの種類があります。それぞれ特徴が異なり、衝撃に強いもの・経年的な圧に強いもの・見た目が天然歯に近いもの・咬み合わせを意識したものなど様々です。
セラミックの種類選択で大事なことは、歯科医師の「見極める力」です。最初に「見た目」など患者さんのご希望をしっかりお聞きし、その上で「耐久性」「噛み合わせ」を考慮し、素材を決定します。この選択を誤ると、「セラミックがすぐに割れてしまった」「入れたセラミックの色が他と不釣合い」ということが起きてしまいます。
当院では、セラミック治療に対する知識と経験を活かし、「いつまでも美しく・長持ちする」セラミック治療を目指しております。
当院でセラミック治療を受けた患者さんに対し、5年間の保証期間を設けております。セラミックを装着後、5年以内の破損や脱離があった場合、無料にて修理・再製作・再装着させていただきます。
ただし、下記の場合には期間中であっても、保証対象外となりますのでご注意ください。
☆不注意や不慮の事故など、明らかに当院に責任がない場合
☆無理な使用や当院の指示に従わない状態での使用が原因の場合。
☆治療時に全く予期し得ない口腔内状態の変化(歯周病・むし歯・根破折など)による場合
☆最低、年に1回の定期検診を受診されなかった場合。