インビザラインで使用する口腔内スキャナーを最新「itero5Dプラス」に替えました。
今までのiTeroに比べるとかなりスキャンスピードが早くなり、処理能力も向上。
時間短縮は患者さんだけでなく術者側にも大きなメリットです。
性能進化の早いデジタル機器ですので数年前のスキャナーからだとかなりのスピード感を感じてます。
スキャンデーターはそのまま口腔内写真にもなります。
また新たな機能として「NIRI(近赤外線画像テクノロジー)」が追加されました。
これはレントゲンのような被曝がなく歯牙構造を可視化し隣接面う蝕の早期発見を補助する機能です。
簡単に説明すると肉眼ではわかりにくい歯と歯の間の虫歯を可視化できるのです。
下の画像をご覧ください。
「3D画像」「口腔内写真」「NIRI画像」が表示されています。
右上の白黒写真のような画像が「NIRI画像」です。
歯と歯の間の白く明るい部分が「虫歯」です。
このようにNIRIでは虫歯検出の補助機能としても役立ちます。
もちろんスキャンスピードは術者の技術と経験にも影響しますが、ここまで快適にスキャンできるのなら、口腔内情報として矯正患者以外の全ての患者さんにもスキャンしてすぐにお見せすることも可能です。