歯にむし歯が出来ると、むし歯部分を削り、詰め物や被せ物を入れます。しかし保険診療の詰め物や被せ物は銀歯での処置となります(部位によって一部白い素材での対応も可能です)。
銀歯の代表的なデメリットは「見た目」ですが、健康面においても多くのデメリットがあります。
ひで歯科クリニックでは、患者さんの「健康」「見た目」「機能性」を考慮し、メタルフリーでの治療を推奨しております。
- 銀歯のデメリット1 細菌や汚れが付着しやすい
-
「銀歯は電位によって汚れ(歯垢など)や細菌、ステイン(着色物)を集めてしまいます。これによって銀歯周辺の健康な歯がむし歯になったり、歯周病が悪化する原因となってしまいます。
- 銀歯のデメリット2 金属アレルギーのリスク
-
金属アレルギーの方が銀歯を装着すると、金属と触れている頬や舌に「炎症・痒み・違和感」といった症状が出ることがあります(接触皮膚炎)。これらは分かりやすい例ですが、中には全身の各部位にアレルギー症状が出ることもあり、これが銀歯による症状だと気づかない場合もあります。
※ドイツでは、銀歯の成分である「パラジウム」の使用を国で禁止しております。当院でも気になった方へ、医療機関での金属アレルギー検査(パッチテスト)をおススメする場合もございます。
- 銀歯のデメリット3 むし歯再発リスク
-
銀歯は合着(歯に銀歯をはめ、その隙間をセメントで固める)という方法で歯に固定します。セメントは長く使用することで徐々に溶けてしまい、歯との間に隙間が出来てしまいます。すると、隙間から汚れや細菌が入り、銀歯の中でむし歯になってしまいます。
実際に銀歯は装着後、74%の確率で再びむし歯になるというデータも存在あります。一方、セラミックは接着(歯と一体化させる)という方法で固定しますので、隙間が生まれず、むし歯再発リスクを大幅に軽減できます。